アルハンブラの思い出

この曲を、この楽器で弾くことになるとは思いも寄りませんでした。

この曲は、何十年もの昔、ギターで弾けずに挫折してしまったという、なんともホロ苦い思い出があります。 「禁じられた遊び」は、なんとか弾けたんですが。

やはり難しいのは、この曲の最大の特徴である、トレモロ奏法ではないでしょうか。

そして、長い年月が経ち、そんなことも忘れてしまったある日のこと、「思い出のマーニー」の中で、ハミングで流れてくる曲があったのです。

そうです。その曲が、「アルハンブラ」だったのです。 最初、何の曲かわかりませんでした。 懐かしいメロディで、絶対に知っているはずなのに、曲名が出てきません。 それまで、トレモロでないこの曲を聞いたことがなかったので仕方がなかったのかもしれません。

でも良く考えたら、トレモロができない楽器で弾いてもいいんですよね。

ということで、挑戦してみました。 アルペジオにメロディを絡めるという、いつもの手法ではあるのですが、いかにもギターのアルペジオっぽい音を選んだつもりです。

弾いた曲をアップしたときには、なんだか「リベンジできた感」がありました。 しかも、こういう曲に挑戦すると、演奏技術が多少は向上したような気がするのが良いところです。

よく、楽譜はあるの?とか、どうやって編曲してるの?とか訊かれます。 簡単に言えば、私の場合、どんな曲でも「コード」が全てだと言って過言ではありません。 それは、クラシックの名曲でもそうです。 まず、コードを付けるところから始まります。 このあたり、説明するとちょっと長くなりそうなので、別のコーナーを作りたいと思っています。

ということで、これからもいろいろな曲に挑戦していきたいと思います。

使っているのは、試作器32号(ソリッドボディ、ピックアップ内蔵タイプ)です。

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