一般的なTAB譜

音符の下に、トーンバーの位置をを示す数字を付けるのが、一般的なカリンバのTAB譜です。

しかし、このままではヘ音記号のパートに加線が多くなるので、実際は「8va」でオクターブ下に記述します。

数字と音程の関係

数字とトーンバーの関係

「L」は左手親指、「R」は右手親指で弾く側という意味です。

記述方法

トーンバーや演奏方法などを指定する記述方法があります。

オクターブ

「●」が数字の上に付いていればオクターブ上、下ならオクターブ下です。

上段のトーンバー

上段のトーンバーは、下段の半音上にチューニングしています。

下段を基準に考え、♯2とか♯6のように、数字の前に「♯」を付ければ、上段のトーンバーという意味です。

上段のトーンバーには、下段のトーンバーと同じ音がいくつかあります。 例えば、下段の「4」と上段の「♯3」は同じ音です。 違いは、下段の「4」がR側にあり、上段の「♯3」がL側にあることです。 これを利用して、R側で弾けない場合でもL側で弾くことができます。 同じ音は、「C=B#」、「F=E#」です。

スライド

数本のトーンバーを、滑らせて和音のように弾くことを「スライド」と呼び、数字を並べるか、「~」の記号を使います。

例えば、1から5までをスライドさせるときは、「135」あるいは「1~5」と書きます。実際には、1、3、5の音が鳴ります。

これは下段のトーンバーだけではなく、上段でも「#1~#5」のように使うこともあります。また、「#4~6」のように、上段から下段へ斜めにスライドすることもできます。

数字を2段で書く場合

和音をスライドだけで弾けない場合などに、よくこのような記述を使います。 これはL側とR側で同時に弾くという意味になります。

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