ジムノペディ第1番

エリック・サティさんの「3つのジムノペディ」の中で最も有名な第1番です。

突然、思い出してしまいました。 もう十数年前になりますが、楽器店の楽譜売り場で、年配の女性が店員に向かって、この曲をハミングというか鼻歌で、メロディを口ずさんでいました。 どうやら、曲名が判らないようでした。 しかも、店員も判らないようで、「聴いたことはあるんですが~」とか言いながら困った顔をしていました。

私は知っていたので、「それは、エリック・サティのジムノペディですよ」って教えてあげました。 「そうそう、それそれ」と言いながら、その女性と店員は、その楽譜を探しに行ってしまいました。

と、そこまではよくある?ことなのかもしれません。 しかし、2人とも、私には何も言わずに、それどころか、私のほうすら全く見ることもなく行ってしまったのです。

別に、お礼とか言っていただくことを期待していたわけではありません。 ただ、私自身の「影の薄さ」に驚いてしまったという話でした。

さて、今回のこの曲には、エリック・サティさんの「ゆっくりと苦しみをもって」という指示があります。 ということで、BPM=64くらいで良いでしょうか。 出だしの、Fmaj7とCmaj7の繰り返しだけで、もうジムノペディの世界に入っていけます。 すごくゆっくり近づいてくる睡魔との戦いに苦しみながら弾いてみました。 何度目かの戦いで、やっと勝った動画がこれなので、ちょっとリズムがヨレヨレになっています。

今回は、試作器26号(ソリッドボディ、ピックアップ内蔵タイプ)です。

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