No.22 これが二段式の集大成

とりあえず、複雑な固定板の穴の微調整は、今回を最後にしようと思います。 (と言いながらも、多分やってしまうのだろうなぁと思っています。) 今回の試作器はとても丁寧に作ったので、見た目も音も今までにないほどの出来になりました。

しかし今まで、本当にたくさん作ったものです。 棚に並んだ歴代の試作器を見上げながら、つくづくそう思います。 「すべては通過点に過ぎない」って誰の言葉でしょうか。 誰の言葉でもあり、誰の言葉でも無いのかもしれません。 集大成とは言ってもただの区切りで、たぶん私はこれからも試作器を作り続けていくのだと思います。

実は試作器を作る合間に、そのテストも兼ねながら、いろいろな曲を弾いていました。 それを、そろそろ動画に撮ってみようと思っています。 そのうちに、この試作器で弾いている動画をお見せできるかもしれません。

さて次回ですが、どうしましょうか。

いじるとしたら、ブリッジが安定した今、残るはボディしかありません。 試作器No.21でボディを厚くしたときに、サウンドホールが少し気になりました。 そのサウンドホールの大きさを、可変式にする構造も多少は考えています。 他にも、エレアコ化というのが、なんだか無性に気になっています。

とにかく、アイデアは無尽蔵にあります。

実はホームセンターで、厚さ30mmのとても良い「桂」の一枚板を見つけてしまいました。

どうやら今回も、単なる通過点だったようです。

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