No.23 ソリッドボディ桂板30

またまた、つい「かつらざかサーティ」って読んでしまいそうです。

桂(カツラ)の木の一枚板を買ったホームセンターに、再度行ってみたところ、売り場の配置や雰囲気が大きく変わっていました。 やはり、このような一枚板で試作器を作り続けるのは、少し無理があるのでしょうか。 ソリッドボディを進化させていく気持ちが、完全に萎えてしまいました。

しかし、偶然にも買えた桂の一枚板があるので、以前作った一枚板の試作器No.20で出た問題だけでも試しておこうと思います。

それから、先日ネットで注文した、ピエゾピックアップも届いたので、ついでにそれも試そうと思います。 これは、アコースティックギターの表板などに取り付けると、すぐにでもエレアコ化できる優れ物です。

普通、マイクは空気の振動を拾い電気信号に変えます。 しかし、このピエゾピックアップは、物の振動を圧電素子が拾い電気信号に変えます。

それほど高価なものではないので、メーカーの違うものを2つ買ってみました。

上の画像はその市販品のピックアップです。 左側がAdeline AD-20、右側がARTEC A1-OSJです。

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なんだか、とても良いものが出来てしまいました。

音量は無いものの、トーンバーの充分過ぎるほどの振動が30mmの厚いボディを通して手に伝わってきます。

そして、驚くことに試作器No.20で問題になった現象が全く起きません。 チューナーの針が丁度の音程を示せるというのは、なんと気持ちの良いことでしょう。 原因はよく分かりませんが、板の厚さが影響することだけは確かなようです。

次に市販品のピエゾピックアップです。 ボディの裏面に貼り付け、ギターアンプにつないでみました。 しかし、思っていたのと少し違う気がします。 何と言うか、硬くて「カリカリ」したような音です。 このままでは、使えないので、イコライザーなどで音質を補正する必要があるのでしょうか。 パソコンの入力端子にもつないでみましたが、同じようなものです。 どちらのメーカーのものも、たいしてかわりません。

とりあえずイコライザーを通せばなんとかなりそうです。 今回の試作器で弾いた曲も、何曲かお見せ(お聴かせ)できそうです。

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