No.25 マイクの組み込み

時間が掛かったのですが、なんとか格好がつきました。

見かけは前回の試作器No.24と似ていますが、今回の試作器No.25はアコースティックタイプです。 いわゆる「エレアコ」ってヤツです。

今回のは、試作器No.22にマイクユニットを組み込んだタイプということになります。

そして、今回は表板の模様というか絵が、今までとは違います。 イルカが輪をくぐっているイメージです。 この絵は、いつも使っている羽の模様と同じ時期に作ったのですが、ずっと使わずにいました。 やはり、「羽乃音カリンバなので羽が良いかなぁ~」って思っていただけのことです。

実はもう一つ、サウンドホールを玉に見立てて、アシカが鼻の上に載せている図柄の原図も描いていたのですが、これは当分使うつもりはありません。

それよりも今回のマイクですが、パソコンショップなどで売っている市販のものは使っていません。 電子部品屋さんから基板取り付け用のパーツを買って回路を組んでいます。 回路といってもそんなに複雑なものではないのですが、マイク以外にも抵抗やらコンデンサやら電池などを組み込む必要がありました。

真上から見たのでは分かりませんが、サウンドホールを下からのぞきこむと何やら基板らしきものが見えます。 アナログな物の中に、こういう電子部品が組み込まれているというのは、少し不思議な感じがします。

マイクは、コンデンサマイクを使っているのですが、電源が無いと動かないので、電池も一緒に組み込まないといけません。 ということは、いずれは電池を交換しなくてはいけないということです。

上の画像は、パネルのビスをはずして、引き抜いたところです。 木ネジ(タッピング)ではなく、何度も開け閉めが可能なビスで留めています。 こんな感じに基板とパネルはつながっています。

上の画像は、基板を拡大したところです。 ユニバーサル基板を使って、電子部品をハンダ付けしているのがよくわかります。

この回路は、コイン電池1個で動作します。 電池を付けるというは、スイッチも付ける必要があるということです。 しかし、パネルに付けるスペースがありません。 そこで、ジャックにプラグを挿したときだけ「オン」になるようにしました。 エレキギターのエフェクターなどは、このようになっているものがあります。

上の画像は、ジャックにプラグを挿していない状態です。

上の画像は、ジャックにプラグを挿してる状態です。 基板のLEDが点灯して、わかる仕組みです。 いつも薄暗いサウンドホールの中を、赤いLEDが照らします。

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さすがにエレアコという感じで、音色も柔らかくて、グラフィックイコライザーもいらなほどの音色です。 しかも、サウンドホールを使ったワウワウも健在です。

ただ、中低音はそこそこ良いのですが、高音の伸びが少しだけ不満です。 これは、アコースティックタイプでは仕方のないことかもしれません。 それも、もしかすると解決策があるのかもしれません。 しかし、根本的なボディの構造とか、そういうことになるとすぐにとはいきません。

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