No.11 全ては二段式のために

だんだん作るのが上手になってきています。 手際が良くなって、以前なら数日かかる作業も、今なら数時間です。 工具も、少しずつ本格的なものを買い揃えてきていて、このままいけば「工房」も夢ではありません。

さて、今回の試作器のスペックは、2段式、トーンバー上段21本、下段21本、キーGです。 やはり、2段式を作らないことには、どうにもなりません。

前々回の2段式試作器No.9と、ボディやブリッジの構造は、ほぼ同じです。 しかし、あまりにもトーンバーが密集し過ぎて、接触しそうなので、思い切って4本減らしてみました。 ただ、トーンバーを固定する横棒をボディに固定するアルミの板の数は、6枚から8枚に増やしました。 これは、前回の1段式試作器No.10の結果から導き出した答えです。

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結果、今までにないほど、良い音がします。

ほぼ同じ構造の試作器No.9と比べても、断然今回の勝ちです。 どうやら、トーンバーを固定している部品を増やしたことにより、振動がボディに伝わり易くなったようです。 トーンバーの数も、このくらいで良さそうです。 見た目にも、3本づつ区切られている感じで、とてもバランスが良さそうに見えます。

それよりも、前回の試作器No.10の失敗がとても気になります。 もし、失敗していなかったら、どのくらい良い音がしていたのでしょうか。

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